実家じまいと墓じまいはどちらが先?一緒に進めるときの順番と話し合い方

実家じまい・空き家の悩み

親が亡くなったり施設に入ったりすると、実家とお墓の問題が同時にやってくることがよくあります。どちらも遠方にあり、どちらも誰が管理するか決まっていない。そんなときにどう進めればよいかを整理します。

実家とお墓の問題は同時に起きやすい

実家とお墓は、どちらも「親の世代が守ってきたもの」です。子ども世代が都市部に住んでいると、実家にもお墓にも通えない状態になりがちです。また、実家があるうちはお墓参りの拠点がありますが、実家を手放すとお墓に通う負担が大きくなります。

そのため、片方だけを先に決めるのではなく、両方の今後をまとめて考えることが大切です。

どちらを先に進めるかの考え方

決まった順番はありませんが、次のような考え方があります。

  • 実家じまいを先にするケース:空き家の管理や固定資産税の負担が大きい、売却の特例の期限が迫っている、建物の傷みが進んでいる場合など
  • 墓じまいを先にするケース:お墓の管理者がいない、お寺との関係を整理したい、親が元気なうちに改葬先を一緒に決めたい場合など
  • 並行して進めるケース:どちらも地元の同じ地域にあり、帰省のたびにまとめて手続きや打ち合わせを進めたい場合など

実家の片付けで仏壇や位牌が出てくることもあるため、供養の方針は早めに決めておくとスムーズです。

まとめて進めるメリット

  • 帰省の回数や交通費を減らせる
  • 家族の話し合いを一度で済ませやすい
  • 仏壇・位牌・お墓の供養を一緒に考えられる
  • 相続全体の費用と分担を見通しやすい

実家の売却で得たお金を、墓じまいや改葬先の費用にあてるという考え方をする家族もあります。

兄弟姉妹・親族との話し合いのポイント

  1. 現状を共有する:実家とお墓の場所、維持費、管理の状況を一覧にします
  2. それぞれの希望を聞く:残したい物、お参りの続け方、費用の負担についての考えを聞きます
  3. 役割を分担する:実家の担当、お墓の担当など、窓口を決めると進めやすくなります
  4. 決めたことを記録する:費用の分担や方針を書面やメッセージで残しておくと、後のトラブルを防げます

遠方の親族との進め方は遠方に住む親族との墓じまいの進め方、親への切り出し方は親に墓じまいを切り出すには?も参考にしてください。

よくある質問

Q. 実家を売った後でも墓じまいはできますか?
A. はい、できます。ただし、地元に拠点がなくなると、お寺や石材店との打ち合わせのために何度も通う必要が出ることがあります。実家があるうちに相談だけでも始めておくと楽になります。

Q. 実家じまいと墓じまいを両方すると、どのくらいの期間がかかりますか?
A. 家族の状況によりますが、それぞれ数ヶ月から1年程度かかることが多く、並行して進めても1年前後を見ておくと安心です。墓じまいの期間の目安は墓じまいにかかる期間は?で紹介しています。

まとめ

実家じまいと墓じまいは、同じ時期に必要になることが多い問題です。どちらを先にするかは、維持費や期限、家族の状況で決めましょう。両方の現状を一覧にして家族で共有し、役割を分担して進めるのがおすすめです。実家じまいの全体像は実家じまいとは?始めるタイミングと全体の流れ、墓じまいの全体像は墓じまいとは?基本的な流れと必要な手続きを解説をご覧ください。

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